NHK報道 沢井製薬 雇い止め訴訟始まる

担当事件の第1回口頭弁論期日についてNHKで報道されました。
2017年6月7日(水)に大阪地裁で提訴した事件です。
原告労働者代理人弁護士は喜多鉄春・私(中井雅人)です。

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170713/5019551.html
大阪の後発医薬品メーカーの大手「沢井製薬」の契約社員だった男性が、正社員であれば解雇されない程度のトラブルを理由に雇い止めをされたのは不当だと訴えた裁判が、大阪地方裁判所で始まり、会社側は訴えを退けるよう求めました。
訴状などによりますと、大阪府内の48歳のIT技術者の男性は、3年前から沢井製薬で契約社員として働いていましたが、去年11月、同じ職場の正社員の言動がきっかけでトラブルになって以降、ほとんど仕事を与えられなくなり、今年度は、雇用契約を更新されなかったということです。
男性は、正社員であれば解雇されない程度のトラブルを理由に仕事を与えず、雇い止めをされたのは、パワハラにあたり不当で、うつ病にもなったとして、雇用の継続と賠償などの支払いを求めています。
裁判は、13日から大阪地方裁判所で始まり、沢井製薬側は、男性の訴えを退けるよう求め、理由については、次回までに書類で明らかにするとしました。
裁判の後、原告の男性は、「会社はパワハラを認めようとしないが、こんなことを許してはいけない。
裁判を起こした後、社内からも多くの応援の声が寄せられているので、その人たちのためにも頑張りたい」と話していました。

<参考>「提訴予定報道 元契約社員 雇止無効及びパワハラ賠償請求を求め」
https://www.ak-osaka.org/%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%95%8F%E9%A1%8C/712/

弁護士 中井 雅人