謹賀新年2021

昨年は特徴ある裁判和解が多かったです
1 元小学校教員が非教育的指導を強いられたこと等について大阪市に対して損害賠償等を求めた事件について、和解金支払いに加え、市が「一連の事実経過を省み、教育を受ける権利を尊重し、学校が全ての児童にとって心豊かに育つ場となるよう一層の努力をする。」といった条項が入りました。
2 大阪入管職員らによる被収容者に対する暴行事件について、和解金支いに加え、大阪入管局長の謝罪および再発防止を約束する条項が入りました。
3 更新回数1回の雇止め事件について、和解金支払いに加え、会社が自から定めた「ガイドラインを遵守し…職員を教育し、利用者により良いサービスを提供するため努力する。」という条項が入りました。
いずれも証人尋問後の一審和解で、2年以上を要しました。自分のためだけでなく、社会のため仲間のために闘い抜いた当事者に敬意を表します。
今後も労働問題・入管問題をはじめとして、さまざまな人権課題に取り組んでいきたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。
2021年元旦