謹賀新年2019

 昨年、大阪入管で発生した職員による被収容者に対する暴行骨折事件について、大阪地裁に提訴しました。ほとんどのメディアが証拠提出した収容場内の映像を用いて提訴報道をしました。まだ係属中ですが、すべての争点で勝つべく闘いぬく所存です。また、退去強制手続で代理人となった件で、依頼者と共に奮闘した結果、在留特別許可を獲得することができました。こうした個別事件の経験からも、まずなすべきは、拙速な入管法改定ではなく、いま日本にいる「外国人」の人権保障のための施策だと確信しています。
 いわゆる連帯労組関生支部への民事弾圧・刑事弾圧対応の弁護団に参加し活動しました。とりわけ刑事弾圧について、司法を含めた権力が産別労働運動や労働基本権を蔑ろにする態度は私の想像を超えていました。しかし、我々は先人が獲得してきた権利が蔑ろにされているのを黙って見ているわけにはいきません。来年も奮闘することを誓います。
 昨年は、主軸としている労働事件と入管事件の比率が高まった年でした。これもひとえに皆様のご支援とご指導の賜物と、深く感謝しております。
 今後も労働問題・入管問題をはじめとして、さまざまな人権課題に取り組んでいきたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。
2019年元旦

弁護士 中 井 雅 人