舞台芸術業界における新しい働き方を検討する勉強会 ~子育て・介護・ライフスタイルにあった働き方とは~

弁護士中井雅人が「舞台芸術業界における新しい働き方を検討する勉強会」の講師を担当しました。
現状の課題整理のための第一歩としての学習会でした。
そのため、まずは労働法全般について概要をお伝えしたかったのですが、
育児・介護の問題、フリーランス問題のお役にたてないかと考え、
労基法上の労働者性・労組法上の労働者性の問題に時間をかけました。
そして、舞台芸術業界で産業別職種別労働運動を展開することができないか、
と問題提起させていただきました。
勉強会参加者から伺ったのですが、
ブロードウェイ(@ニューヨーク)に出演する舞台俳優は必ず俳優労働組合に加盟しなければならず、
この舞台俳優労働組合が使用者と交渉して舞台俳優の賃金が決まるとか。
俳優に限らず、スタッフでもこのようなシステムをとることは可能だと思います。


以下、芸術創造館のウェブサイトでの企画紹介
http://artcomplex.net/blog/assche/topics/item_801.html?fbclid=IwAR2R0UT-g2EN3_W19zs2BZBmqeyDzn_eXOrN-wKrfiVHZ5cPQNSCRCPaj7g

昨年10月、KYOTO EXPERIMENT x 舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)公開シンポジウム「アート業界で働く人のライフプラン 〜雇用・育児・ワークライフバランス〜」が開催され、舞台業界における人手不足の解消や優秀な人材を確保するために、働く環境の整備は急務であり、同業界で働く専門職の意識改革に取り組むべきという議論がなされました。

その中で亀石弁護士より「まずは、現状の課題を整理する機会を専門家を交えて実施してみては」とのアドバイスがあり、この度、実践的に学び、各課題を制度や法律に当てはめて整理する機会を持てるよう弁護士・中井雅人さんを招いての勉強会を企画しました。

この勉強会では、フリーの方も含めた処遇改善や、就労推進にむけた学びとともに”誰かの処遇改善が、誰かのしわ寄せになる”ということがないよう雇用者側の立場を考えたうえでの「働き方のバージョンアップ」を目指して、まずは現状を理解し、身近な問題解決に向き合いたいと思います。

文化芸術に関わる業界だからこそ、クリエイティブな発想でユニークな働き方を模索していきたいと思いますので、関心がある方は是非ご参加ください。子連れでの参加も可能です。

■日時:2019年
1月31日(木)13:00〜15:30
※10分前・12:50受付開始予定

■会場:大阪市立芸術創造館2階・演劇練習室中B
■参加費:1000円
■予約方法(要事前予約)
下記のフォームからお申し込みください。
https://goo.gl/forms/g32fsnEUFOWyXwjj2

※みなさまの働き方に関する課題や疑問をお聞かせください。
事前に中井弁護士と共有し、勉強会に反映できるよう努めます。
また他の参加者と共有しない方が良い場合はその旨お書き添えください。
(当日も参加者の方からのご質問も受付けます)

■内容:
◎現状の課題について
◎各事例紹介や基礎知識の共有
・労働法を中心とした法律基礎知識
・産業別職種別労働組合の紹介
・各種制度
◎今後の目標、それぞれの課題解決にむけての話し合い

■お問合せ:
<会場についての問合せ>
大阪市立芸術創造館
TEL:06-6955-1066(受付:10時〜22時)
MAIL:art-space@artcomplex.net

<企画についての問合せ>
企画担当(端野):hatano@artcomplex.net

■講師
中井雅人(弁護士)

主催:「舞台芸術業界における新しい働き方を検討する勉強会」
企画提案者 端野真佐子(ART COMPLEX)・塚口麻里子(舞台芸術制作者オープンネットワーク 事務局長)
共催:大阪市立芸術創造館
協力:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)