書評 宮島喬著『現代ヨーロッパと移民問題の原点―1970、80年代、開かれたシティズンシップの生成と試練』(明石書店2016年)

 この2017年3月に私が卒論指導やゼミなどでお世話になった先生が大学を退職されます。
 退職に際して、退職記念論文集が刊行されます。
 弁護士という仕事をしていることもあってか、私もそれに書評を寄稿させていただくことになりました。

 私は2009年3月に大阪府立大学人間社会学部人間科学科を卒業しましたので、
 卒業から約8年ぶりに先生や大学と関わりをもつことができました。
 本当に嬉しく名誉に思います。

 書評の本は、
宮島喬『現代ヨーロッパと移民問題の原点―1970、80年代、開かれたシティズンシップの生成と試練』(明石書店2016年)
 タイトルは、
The Issues of Migrants and Aliens—Facing Japan’s Situation through Europe’s
移民、外国人をめぐる諸問題―ヨーロッパの状況から日本を知る
 としました。

 書評に加え、書に記載されているヨーロッパの状況から、
 私の弁護士としての経験も踏まえつつ日本の入管実務の批判的検討を行いました。
 全件収容主義の問題、収容の処遇問題、仮放免者の問題、在留資格の問題などを書きました。
 一言でいえば、
 「日本の入管行政の現状はヨーロッパとは比較にならないほど酷い」
 ということです。

 論文集は2017年3月に刊行される予定です。
 刊行されましたらまたお知らせします。
 
 弁護士 中井雅人